ミレニアムXmas No.2


     「あんだ?もうやってるのか?」
     さのがシャワーを浴びて出てくると、剣心がベッドの上に
 先ほど買ったばかりのジグソーを広げている。
   「さのお…出来ちゃったよ…」
ホテルの部屋の床には脱ぎ散らかしたジャケット、マフラー、
ひっちゃぶいたハンズの包装紙、赤いリボン…
ベッドの上に座り込み、きれいに完成したジグソーに喜ぶ様子も無く、
あまりに簡単に出来上がってしまった数百ピースのジグソーに、
剣心は不服そうにさのを振り返った。
「こんなに簡単のじゃダメだ!すぐに仕上がってしまってツマラナイ」
「しょうがネエだろ?オレの部屋ではでっかいジグソー作る場所なんて無いんだから!」

ジグソーを買いにふたりは渋谷の街に来た。
クリスマス色に飾られた街を歩き、人々をかきわけながらハンズへと行ったのだが、
ハンズの中もものすごい人の多さで、
ゆっくりとモノを選ぶ事なんて出来そうにない雰囲気だった。
それでもようやくホビーコーナーへたどり着き、
「久しぶりにやるし。リハビリかも。」とか言いながら選んだ数百ピースのジグソーは、
普段1000単位〜10000ピースものジグソーを手がけられる剣心にとって簡単すぎた。
さのが缶ビールを開け、シャワーを浴びている間に
いとも簡単に仕上げてしまったのだ。
「明日はもっと大きいサイズのモノを買って帰る!」
「ダメだって言ってるだろ?
 あんな狭い部屋のドコでやるってんだよ?」
「じゃあ、広い部屋に引っ越せばイイ!」
「今なダメだ!貯金が無い!(礼金敷金、引っ越し費用…)」
さのすけはわめきちらす剣心を、広げたジグソーの上に無理矢理押し倒した。
「やっ、さのっ…」
抵抗する剣心の言葉も身体も、さのすけの情熱に飲み込まれてしまう。
唇から首筋へ舌を這わせ、セーターをまくり胸をまさぐる頃には、
剣心の息はすっかり上がってしまっていた。
「パズ…ルが…折れちゃう…」
「いいさ…また買えばいい…」
「ほ…んと?…明日また…買ってイイ?…」
「いいって…ほら…もっと脚を開けよ…」
「ん…あっ…さ…の!」
さのすけは既に勃ち上がった自分を剣心になすりつけるようにして腰を動かす。
剣心はそんな「さのの硬さ」に「これからの甘美な時間」を期待して胸がふるえた。

…やっぱり来年こそ広い部屋に引っ越そう。
そうすりゃ剣心も思いっきりパズルが出来るし、荷物もふたり分に増えたし。
しかしなあ…金がネエ…剣心に借りるってのはナンカいやだしなあ…
あ!そういやあのポスターの撮影料、剣心の分をもらってないぞ!
飛び入りだからタダってえ事か?
ひでえ!ずるいぞ!
よおし!これから「剣心」は有料だ!
「オレの剣心」の出前はこれからは有料だからな!
覚えておけよ!フン!

「あ…さの…もっと…キス…」
剣心が甘い声でねだる。
さのすけの背に回した腕に力がこもる。
素直に自分にしがみついてくる剣心に、さのすけの胸も下半身も熱くたぎる。
唇と唇を合わせる…
強く、甘く吸ってくる剣心を抱きしめながら、
「剣心のモデル料はいくらにしようかなあ?」と、頭の中で計算機をたたくさのすけだった…。

ミレニアム・Xmas・in・Tokyo
     …の続きでしたよ♪ ネタ提供はかすりちゃんでシタ★