星物語

  目が悪くて良くみえないんですけど

  東京に住んでいるのであんまり多くは見られないんですけど
  
しーんとした真夜中に
  
ひとりで星空を見上げるのがすき
  
だって
  
たくさんの星たちが
  
無言のうちに
  
「それでいいんだよ」と
  
私を抱きしめてくれるみたいなんですもの


             

                 
 静けさにまさる強さはなくて
                  言葉の中には何を待てばいい
                             流れていく
           
                  たとえば僕が間違っていても
                  正直だった悲しさがあるから   
                             流れていく
      
                  流れる星はかすかに消える
                  思い出なんか
                  残さないで

                       君の欲しかった物は何ですか
                       僕の欲しかった物は何ですか


                       「流星」より  吉田拓郎


         

          ただ一言で
          生きたくも死にたくも鳴るような言葉で
          なぜ人間は話し合わないのだろう

          ああ                    
          人間の言葉の所在なさ


          無言のうちにさえ火花を散らす
          星と星との会話がなつかしい


                      深尾須磨子